■ ID | 192 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | SSRマーカーを用いた富士山火山荒原における先駆植物イタドリの繁殖特性解析 |
■ 著者 | 周志華
東京大学アジア生物資源環境研究センター 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 奈良一秀 東京大学アジア生物資源環境研究センター 中屋博順 東京大学アジア生物資源環境研究センター 練春蘭 東京大学アジア生物資源環境研究センター 呉炳雲 東京大学アジア生物資源環境研究センター 宮下直哉 東京大学アジア生物資源環境研究センター 丸田恵美子 東邦大学理学部 宝月岱造 東京大学アジア生物資源環境研究センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本植物学会、2001年9月27日 |
■ 抄録・要旨 | 富士山南東斜面の火山荒原では、イタドリのパッチ形成を中心とした典型的な一次遷移が進行している。イタドリは種子繁殖と栄養繁殖を行うことから、パッチの形成と発達には両者が様々な形で関わっていると予想される。本研究では、当地におけるイタドリパッチの形成と発達について、3種のマイクロサテライト(SSR)マーカーを用いて検討した。
調査対象とした156のイタドリパッチのSSR遺伝子型は全て異なっており、パッチ形成は種子の定着から始まることが推定された。一方、イタドリパッチの拡大と共に、パッチ内における最大ジェネットの大きさが増加しており、パッチ拡大にイタドリの栄養繁殖が寄与していることが推定された。また、パッチ内のジェネット数もパッチ拡大と共に増加しており、イタドリパッチが新たな散布種子個体の参入によっても拡大していることが推定された。 |
■ キーワード |
| 一覧に戻る |